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中国語の挨拶:ニーハオ以外に台湾でよく使うあいさつと返し方

中国語の挨拶はニーハオだけではありません。台湾で実際によく聞く「おはよう」「やあ」「久しぶり」の言い方と返し方を、繁体字・ピンイン・注音と台湾の発音の音声で紹介します。

中国語で「こんにちは」は你好(nǐ hǎo)です。相手も場所も時間帯も選ばず、いつでも使えます。ただ、台湾で過ごしていると、ほかの挨拶もたくさん耳にします。友だち同士の軽い哈囉や嗨、朝の早安、そして「こんにちは」とは違う形の挨拶です。この記事では、台湾華語でよく使う挨拶を、使う場面と返し方とあわせて紹介します。

いつでも使える挨拶:你好

你好は直訳すると「あなた、よい」。どちらの音節も第3声で、第3声が2つ続くと最初の音が上がるので、実際の発音は ní hǎo になります。辞書の表記は nǐ hǎo のままで、変化は話すときに自分でつけます。リンの音声は、実際に話すときの発音です。声調の基本は台湾華語の勉強方法でも紹介しています。

你好を使うのは、まだよく知らない相手です。ゲストハウスの受付の人、道をたずねる相手、新しいクラスメートなど。毎日顔を合わせる友だち同士だと少しかしこまって聞こえることがあるので、友だちは後で紹介するくだけた挨拶を使ったり、名前を呼び合ったりします。

「你好はもう古い」という記事も見かけますが、你好は今でも正しい挨拶で、迷ったらこれで大丈夫です。

相手が複数なら、「あなたたち」にあたる你們を使います。大家好は「みなさん、こんにちは」で、先生やツアーガイド、YouTuberが話し始めるときの定番です。

丁寧な挨拶:您好

您は「あなた」の丁寧な言い方です。台湾の教育部の辞書は、主に目上の人に使う敬称だと説明していて、例として您好を挙げています(教育部《重編國語辭典修訂本》)。電話の応対やホテルのフロントでよく聞く言葉です。自分で使うなら、ずっと年上の人に話しかけるときや、改まったメッセージの書き出しに。同年代の相手には堅く聞こえます。

友だち同士の挨拶:哈囉と嗨

どちらも英語から来た言葉で、友だち同士やメッセージでよく使います。教育部の辞書は哈囉を英語の hello の音訳とし、今はおもに挨拶に使うと説明しています(辞書の項目)。辞書の読みは hā luó ですが、会話では英語の hello に近く聞こえることが多いです。嗨はそのまま「ハイ」です。

どちらを使うか迷ったら、相手に合わせましょう。哈囉と言われたら、哈囉と返せば十分です。

時間帯別の挨拶:「おはよう」と「おやすみ」

台湾の「おはよう」は早安です。近所の人や同僚には早だけでも通じます。中国語の挨拶一覧によく載っている早上好(zǎoshang hǎo)は中国大陸でよく使う言い方で、台湾でも通じますが、ふだん耳にするのは早安です。午安は午後の丁寧な挨拶です。

気をつけたいのは晚安です。辞書では、夜の挨拶で主に別れるときに言う言葉と説明されています。つまり実際には「こんばんは」ではなく「おやすみなさい」で、夜に別れるときや寝る前に言います。夕食の席で会った人に挨拶するなら、你好や嗨で十分です。

「お元気ですか?」と、その返し方

你好嗎はどの教科書にも出てくる正しい表現ですが、挨拶というより本当の質問です。しばらく会っていなかった人にたずねる言葉で、コーヒーを手渡してくれる店員さんに言うものではありません。友だちなら最近好嗎(最近どう?)のほうが自然で、久しぶりに会ったときは好久不見です。

返し方はこちらです。

我很好は教科書どおりの答えです。還不錯や還好のほうが力の抜けた、ふだんの言い方になります。答えたら、你呢で相手にも聞き返しましょう。

リンと声に出して話そう

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「こんにちは」以外の挨拶

中国語の日常の挨拶には、ちょっとした質問の形をしたものがたくさんあります。相手は詳しい答えを期待していません。

吃飽了嗎は食事の誘いではなく、相手を気づかう一言で、特に年配の人からよく聞きます。台湾では台湾語にも同じ挨拶があり、食飽未(tsia̍h-pá--buē)は教育部の台湾語辞典にも出てきます。台湾語は、多くの家庭で中国語と並んで話されている言葉です。2つの言葉の関係は台湾は何語を話す?で紹介しています。

喂は電話に出るときの「もしもし」です。辞書の読みは下がる声調の wèi ですが、電話では問いかけるように上げて「wéi」と言う人も多いです。面と向かって鋭く喂と言うと「ちょっと、あなた」という呼びかけになるので、電話だけにしておきましょう。

歡迎光臨は、台湾のコンビニやお店に入ると店員さんがかけてくれる言葉です。日本の「いらっしゃいませ」と同じで、返事はいりません。軽く会釈するか笑顔で十分で、出るときに謝謝と言えばなおいい感じです。

台湾と中国大陸の挨拶の違い

言葉そのものはほとんど共通ですが、習慣と文字が少し違います。台湾は繁体字、中国大陸は簡体字を使うので、你們は大陸では你们と書きます。違いをもっと知りたい人は台湾華語と普通話の違いをどうぞ。

台湾中国大陸
こんにちは你好你好
丁寧なこんにちは您好您好
くだけた挨拶哈囉、嗨哈喽、嗨
おはよう早安、早早上好、早
夜の挨拶你好(晚安は「おやすみ」)晚上好
ご飯食べた?吃飽了嗎吃了吗

どちらの言い方も、どちらでも通じます。早上好で覚えた人は、そのままで大丈夫です。台湾では早安をよく耳にするようになる、というだけのことです。

別れの挨拶

再見が基本の「さようなら」です。拜拜は英語の bye-bye をそのまま借りた言葉で、辞書の読みは上のとおりですが、ふつうは英語に近い発音で言います。メッセージでは掰掰と書くこともよくあります。お店を出るときは謝謝再見(ありがとう、さようなら)で、お礼と挨拶をまとめて言えます。

声に出して言ってみよう

挨拶は中国語でいちばん最初に口にする言葉で、場面が意味の半分を伝えてくれるので、いちばん通じやすい言葉でもあります。上のフレーズをタップしてリンの声を聞き、声に出してまねしてみましょう。你好の ní が上がっているかにも注意してください。注音符号を読めるようになりたい人は、注音符号(ボポモフォ)一覧ですべての記号を音声付きで確認できます。

Bopomoでは、AIチューターのリンと台湾をめぐる旅をしながら中国語を話します。声に出して答えると、リンはあなたが実際に言ったことに返事をしてくれます。声調をひとつずつ採点する機能はまだないので、声調の確認には、リンの音声と自分の録音を聞き比べるのがいちばんです。台湾での数字や値段の言い方は中国語の数字で紹介しています。

よくある質問

中国語で「こんにちは」は何と言いますか?

你好(nǐ hǎo)です。実際には ní hǎo と発音し、相手や時間帯を選ばず使えます。目上の人や改まった場面では您好(nín hǎo)を使います。

你好と言われたら、何と返せばいいですか?

你好と返せば大丈夫です。你好嗎(お元気ですか?)と聞かれたら、我很好(元気です)や還不錯(なかなかいいよ)と答えて、你呢(あなたは?)と聞き返しましょう。

台湾では「おはよう」を何と言いますか?

早安(zǎo ān)です。毎日会う相手なら早だけでも通じます。早上好は中国大陸でよく使う言い方で、台湾でも意味は通じます。

中国語の「こんばんは」は晚安ですか?

いいえ。晚安は主に別れるときや寝る前に言う「おやすみなさい」です。夜に会ったときは你好や嗨で挨拶します。

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